あいちトリエンナーレ2019 ④ 2019/06/24

ALAでの体験が、将来のトリエンナーレに生きる。

「グスタフ・フェヒナーもしくはベンハムの独楽」

<C&D174号 2018年秋号 ALAのディレクター・服部浩之氏への取材記事より抜粋>

数年に一度開催される芸術祭や国際展の主催者が、「アートラボあいち(以下ALA)」のような恒常的に開かれた場を持っていることは珍しいと思います。参加する作家や鑑賞するお客様、そしてスタッフやボランティアなどで関わる人にとっては、3年に一度だけでなく継続的に活動できる場が必要です。 ALAは、既存の価値観を揺るがし突き詰めていく若い作家たちや、少しでも深く美術に関わりたい鑑賞者の方たちなどが、気軽に来て使いやすい場を目指しています。 〝文化・芸術を根付かせるために〟このような公共空間が存在することの意義を考え続けていきたいと思います。また、成果が見えにくい活動ですが、私は、このような場こそ継続すべきであると考えています。

トリエンナーレに少なからず関心を抱く私は、こうした地道な、しかし価値観を変えていくような活動にこそ関心を持つべきではないかと考えています。 (hirose)

※巻頭写真/サイト&アート02「窓から。」(3F展示室にて)

ALAがある「県庁大津橋分室」1933年竣工。表現主義的な装飾が特徴